今回は、エクオールサプリメント選びのポイントを挙げてみます。
更年期障害、エストロゲン、大豆イソフラボン、エクオールなどの関係性について、説明が要らない方は、本題である「エクオールサプリメント、選び方のポイント」の項目まで飛んでください。
ここからは簡単に、女性ホルモン(エストロゲン)とエクオールの関係性について説明します。
エクオールの効果効能やその他色々、1から詳しく知りたい方は、このページの一番最後にあるリンク集をご利用下さい。
女性ホルモンのエストロゲンは30代前半までをピークに、30代中盤~後半にかけて徐々に減少傾向にあり、40代前後からは激減します。
そしてエストロゲンが減少すると更年期障害の症状が出たり、骨を丈夫に保つ機能が弱くなって閉経後は骨粗しょう症になりやすくなったりと、他にも色々な心身のトラブルリスクが増えていきます。
そんな時に頼りたいのが、エクオールです。
エクオールは女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをしてくれるので、エストロゲン減少が原因で起こる心身の悩みの軽減に期待が持てます。
でも・・・
エクオールは大豆イソフラボンを摂取したあとに腸内細菌で産生される成分なのですが、その腸内細菌(エクオール産生菌)を保持しているのは、日本人の2人に1人だけ。
しかも腸内環境によっては、エクオール産生菌を保持していても活発に働いてくれないことも。
エクオール産生菌を保持してない、または活発に働いていない人は、「女性の身体に良い成分だから」と大豆イソフラボンをしっかり摂取しても、(エストロゲンの補充対策としては)じゅうぶんな効果を得られません。
そんな人でもエクオールの効果を得るとすれば、エクオールサプリメントが簡単です。
自分でエクオールを産生できない体質の人でも、エクオールを直接体内に摂りこむことができます。
女性ホルモンエストロゲンと大豆イソフラボンの関係性についてはこちらから↓
大豆イソフラボンとエクオールについての詳細はこちらから↓
目次
エクオールサプリメント、選び方のポイント
最近はエクオールサプリメントも種類が増えたため、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
気にするポイントと優先順位は人によって違うと思うのですが、一般的に気にされている項目をいくつか挙げます。
・エクオールの含有量
私がサプリメントを選ぶ時、一番重視するのが成分の含有量です。
ただ配合するというだけなら少量配合で安価に販売することも可能でしょうが、含有量が少なすぎると効果が薄く、摂取する意味がありません。
せっかく摂取するなら「○mg以上なら効果が期待できる」と言われている含有量の商品を選びますし、多ければ多い方が良い成分なら、予算内で出来るだけ多く含まれている商品を選びます。
エクオールの推奨摂取量は1日に10mgです。
これより少ないと効果が不安ですし、多いと過剰摂取になる可能性があります。
エクオールの10mgは大豆イソフラボンの25mgに相当し、大豆イソフラボンのサプリメント摂取の上限は30mgとされていますので、そのことから考えても1日10mgが適正ということになります。
大豆イソフラボンの1日摂取量目安と上限量
・金額
エクオールサプリメントに限らずどんな商品でも、まずは金額が気になるところですよね。
特にサプリメントというのは飲んだ瞬間から効果が表れるものではないですから、続けないとなかなか効果は感じられないでしょう。
そして効果を感じたら感じたで、長く飲み続けたいと考えるものです。
そういう意味では、「続けやすい金額かどうか」が大事な選考基準になります。
「1粒○円」と書いてある場合、1日摂取推奨量の10mgの値段とは限りません。
例えば「1日5粒で10mg摂れますよ」という商品でしたら、10mgを摂取するためには5粒が必要です。
「1粒50円」と書いてあっても5粒飲めば250円になるのですが、エクオールサプリメントは10mgで160円くらいのものから販売されていますので、仮に広告に大きく「1粒50円でお得♪」などと書かれていても、「50円なら安い!」と勘違いしないようにしてください。
もちろん、安いことだけが良いことというわけではありません。
様々な条件を考え、10mgで250円だということも分かっていて、最終的にその商品を選ぶということなら構いません。
私が言いたいのは「勘違いをしないでください」ということです。
・飲みやすさ
私はあまり気にしないポイントですが、カプセルや錠剤を飲むのが苦手な人は結構多いです。
うちの母も、1日6粒飲まなくてはいけないサプリメントは途中で挫折していました^^;
1日(1回)に飲む粒数や粒の大きさなどが、続けられるか続けられないかの分かれ道になってしまうこともありますので、サプリメントを飲むのが苦手な人には大きなポイントだと思います。
ただ、粒数が少なかったり小さい場合、エクオールの含有量が少ない場合もありますので、それだけは注意が必要です。(推奨は1日10mg)
※含有量が少ないならその分多く飲めばいいのですが、そうなると結局粒数が多くなってしまうし、10mgあたりの金額が高くなってしまう可能性が高いです。
・エクオール以外の他の成分
エクオールの吸収や産生を助けたり、エクオールの仕事をサポートするなど、相乗効果のある成分も含まれていることがあります。
相乗効果は、できることならあった方がいいですよね。
そこも、予算との兼ね合いでしょうか。
他の有効成分がたっぷり含まれていると、金額が高くなる傾向があります。
またアレルギー体質の方は、あまり色々入りすぎていると、中にはアレルギーに引っかかってしまう成分があるかもしれせません。
・定期購入の場合の回数縛り
エクオールサプリメントは、単品購入ではなく定期購入でのお申込み前提の商品が多いです。
でも、特に初めてエクオールサプリメントを購入する人にとっては、どの程度の効果がでるものか未知です。
個人的には「サプリメントは最低でも3ヶ月は摂取してほしい」と思いますが、やはり1ヶ月で解約したい人だっているでしょう。
そんな時、「定期購入したら最低でも○回は解約できませんよ」という決まりがあるより、「いつでも解約OK」の方が、安心できるのではないでしょうか。
「とりあえず1カ月だけ試してみたい」という人にとっては、重要ポイントです。
・返金保証
たった数週間で「効果が出ない」と返品してしまうのは早すぎると思いますが、問題なのは「身体に合わない」こと。
摂取したことにより身体に異常が出たり、飲みにくくてとてもじゃないけど続けられないなど、色んな理由でその商品が合わないこともあると思います。
そんな時、返金保証があると安心ですよね。
私は今までサプリメントが合わなかった経験はないのであまり重視していない項目ですが、過去に合わなかった経験をしている人、アレルギー体質の人などにとっては、選択のポイントになると思います。
買ったはいいけど飲むのが嫌になって捨ててしまった・・・、なんて、もったいなさすぎます。
・産地、工場の安全性や品質管理
全ての商品において、国産が一番安全だとか国産が一番高品質だとは思いませんが、エクオールサプリメントは国産の商品が多いですし、特に初めてエクオールを飲む方にはトラブル時のことも考え、国産商品をお勧めます。
私はまだエクオールサプリメントの外国製品を知りませんが、今は各種サプリメントの外国製品が簡単に通信販売で買える時代です。
日本と海外では国が定めた各成分の上限量が違うため(たいていは日本の方が上限量が低い)、もっとたくさん摂りたい!国産の商品だと物足りない!という人にとっては、配合量の多い外国製品の方が満足できる場合もあります。
ただ、エクオールサプリメントの場合は1日10mgが適正量です。
あまり含有量が多すぎても過剰摂取による副作用が心配ですし、外国製のサプリメントは粒が大きすぎて飲みづらいことも多いので、やはり少なくとも最初は国産が良いと思います。
大豆イソフラボンの摂取量目安は?過剰摂取した時のリスクは?
製造工場については、製造管理や品質管理の面において一定の厳しい基準を満たしているGMP認定工場のマークがあると、より安心です。
まとめ
最初にも書いた通り、人によって優先順位や決め手になるポイントは違いますので、最終的に選ぶ商品は違ってくると思います。
選ぶ基準として、1日10mg摂取を絶対条件にすると、比較しやすくなります。
そして、商品広告サイトの目立つ大きな文字や言葉には惑わされないでください。
そのまま受け取ってもいい場合と、勘違いしやすい裏がある場合があります。
次回の記事では実際に販売されている商品を、様々な側面から比較してみます。
更年期と大豆イソフラボンに関するまとめリンク集
更年期、更年期障害、女性ホルモンのエストロゲン、大豆イソフラボン、エクオールについて、いくつか記事を書いてきました。
まとめてリンク集にしてみますので、詳しく知りたい方は併せてご覧ください。
「更年期」と「更年期障害」について↓
大豆イソフラボンが更年期に効くメカニズムについて↓
大豆イソフラボンの種類と効果について↓
大豆イソフラボンの摂取目安や過剰摂取の副作用について↓
エクオールについての詳細↓
サプリメントで効果を感じられない8つの原因↓