プラセンタシリーズの第三段になります。
プラセンタ商品には必ずといっていいほど、どの動物由来のプラセンタなのかが明記されています。
現在市場に出回っているのはほとんどが豚か馬で、羊はたまに見かける程度ですが、今回は豚・馬・羊由来、それぞれの特徴や比較などについて書いていきます。
(ヒトプラセンタは医療機関でしか取り扱いがないため、省きます)
このシリーズの第一弾ではプラセンタの効果・効能など、プラセンタの基本について書きました。
・プラセンタサプリメントはどんな効果があるの?
第二段では、プラセンタ特有の「グロースファクター(成長因子)」について書きました。
・動物性プラセンタ特有のグロースファクター(成長因子)のすごさ
第二段までは、「プラセンタに興味あるけど、いったいどんな効果があるの?」「コラーゲン飲むのとどっちがいいの?」「植物性(または海洋性)プラセンタじゃだめ?」という段階の方向けの記事になります。
第三段からは、「動物性プラセンタを飲むことに決めた!でも商品選びのポイントが分からない」という方向けの記事です。
第二段までを読んでいないと、ちょっと分かり辛いかもしれません^^;
目次
豚プラセンタについて
・豚プラセンタのメリット
豚は1回の出産で10頭ほどの子供を産み、年に2回出産するので、プラセンタエキスをたくさん抽出することができ、原価を安く抑えることができます。
当然それは商品価格の安さにも繋がります。
美容サプリメントは継続するほど効果を感じやすいので、継続しやすい手頃な値段というのは、長い目で見ると重要性があります。
人間の皮膚や臓器の細胞と構造が似ているため親和性があり、アレルギー反応を起こしにくいと言われています。
・豚プラセンタのデメリット
デメリットは、馬プラセンタと比べてアミノ酸の含有量と種類が少ないことです。
また、病気にかかりやすい体質ですから、ワクチンや薬剤投与の可能性があり、それについては製造過程で対処されているとはいえ、病気にかかりにくい馬に比べると、多少安全性に欠けます。
・厚生労働省が推奨するGMP認定工場で作られたもの
・JHFAマークのあるもの
馬プラセンタについて
・馬プラセンタのメリット
豚プラセンタと比べた場合、アミノ酸の含有量と種類が多く、豚プラセンタに含まれていない必須アミノ酸を6種類も含有しています。
量についても、豚プラセンタの約1.5倍と言われています。
馬は体温が高いので、病気に強い生き物です。
そのため予防接種をする機会も少なく、より安全性が高いといえます。
予防接種やワクチン投与をした場合は製造過程で加熱などして処理を加えてなくてはなりませんが、その機会が豚に比べると少なく、成分が壊れにくく濃いままで保てます。
現在ほとんどの商品が国産サラブレッドの胎盤を使用しているので健康管理が徹底され、安全性が高いです。
キルギス産とアルゼンチン産の馬も安全性が高いということで、プラセンタサプリメントに適しています。
・馬プラセンタのデメリット
出産は1年に1度だけ、そして基本的には人間と同じく1頭ずつしか産まないので、どうしても豚プラセンタに比べると抽出量が少なくなってしまい、原価が高くなります。
そのため、消費者側が継続することの足かせになってしまいます。
逆にいえばデメリットは「高価なこと」だけですので、その問題をクリアできる方には、馬プラセンタを一番にお勧めします。
羊プラセンタについて
・羊プラセンタのメリット
豚と午に比べると細胞構成が人間に似ているので、お肌に馴染みやすくアレルギー反応が起こりにくいです。
免疫力が高く体力もある動物なので、病気になりにくいという特長もあります。
薬を投与する機会が少ないので薬を洗浄するための熱処理が要らず、高純度のプラセンタを抽出しやすくなります。
豚と馬のメリットをいいとこ取りをしたみたいなもので効果が表れやすいので、欧米ではポピュラーであり、人気もあります。
ニュージーランド産の羊は医療用に徹底管理の元で育てられ、その羊がプラセンタにも使われるので、高品質で安全性が高いのが特長です。
・羊プラセンタのデメリット
牛と同じく反芻動物を原料とする化粧品は、狂牛病騒ぎ以降取り締まりが厳しくなり、いま日本では作られていません。
そのような理由で羊由来のプラセンタ馬はあまり流通しておらず、流通しているのは輸入品の外国製ということになり、お値段が高くなります。
まとめ
・お小遣いはそんなにないけど、プラセンタを飲み続けて綺麗になりたい~
→オススメ 豚プラセンタ(品質はしっかりチェックして安全性の高いものを)
・月に2万程度までなら大丈夫だから、効果と品質の高いものがいいな
→オススメ 馬プラセンタか羊プラセンタ(羊の場合は個人輸入することになるかも)
・国産の商品を簡単に買いたい
→オススメ 豚プラセンタか馬プラセンタ
メリットとデメリットを照らし合わせ、どの種類を購入するか決まりましたでしょうか?
一般的に品質は豚より馬の方が高いとされていますが、豚プラセンタでも相乗効果のある美容成分が含まれていたり、吸収しやすくなるような工夫がされている商品もあります。
豚プラセンタだからといって「安かろう悪かろう」というわけではないので、継続することを考え、予算に合ったプラセンタをお選び下さいね。