プラセンタサプリメント コスパの計算方法


プラセンタシリーズの第六弾プラセンタのコスパ計算方法についてです。

「プラセンタってなに?」「プラセンタの効果がよく分からないけど、コラーゲンとどちらがいいの?」という方は、第一弾と第二弾をご覧ください。
・第一弾 プラセンタサプリメントはどんな効果があるの?
・第二弾 動物性プラセンタ特有のグロースファクター(成長因子)のすごさ

第三弾からは、もうプラセンタを買うと決めた方に対して、ご自分の目的に合ったコスパの良い商品を選ぶための情報です。
・第三弾 動物性プラセンタの種類と特徴を比較します
・第四弾 プラセンタの製造方法(抽出方法)。造り方によって成分濃度も違う。
・第五弾 プラセンタサプリメント、勘違いしやすい配合量の表示を正確に知ろう

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プラセンタ原末とプラセンタ原液の違い


プラセンタサプリメント、勘違いしやすい配合量の表示を正確に知ろうでも書きましたが、「原末」と「原液」の違いについてもう一度書きます。

・プラセンタ原液
プラセンタエキスとも呼ばれ、胎盤から抽出されたあとのプラセンタ成分+水+不純物の状態。
ここから水分と不純物を取り除き、乾燥させて原末を作るための製造途中です。
プラセンタ原液換算」という表記は水や不純物も含めての量になるため、その後の処理方法によって原末がどのくらい残るかは消費者には不明。

・プラセンタ原末
プラセンタ純末、プラセンタエキス末とも呼ばれる。
プラセンタ原液から水と不純物を取り除き、濃度が高くなった粉末。
この「プラセンタ原末」が、配合量を見る際の基本になる。

プラセンタ原末の配合量を割り出す


商品にはたいてい、「プラセンタ原末」か「プラセンタ原液(換算)」の量が書かれています。
それさえ書かれていない商品は買わないでください^^;

プラセンタ原末はそのままコスパの計算ができますが、プラセンタ原液換算の場合は、最終的にどのくらいの原末になっているのか計算してください。
「原液換算」と書かれている商品の場合、ほとんどは「○倍濃縮」と書いてあります。
水も混ざってじゃぶじゃぶしている状態から乾燥させ、何分の一になったのかということです。

例えば「原液換算20000mg」で「50倍濃縮」の場合は、20000/50ということで、プラセンタ原末として400mgになったということです。

原液の時点では、水はいくらでも混ぜられます。
どれだけプラセンタ成分を水で薄めてしまっても、水の量も含め大きな数値で「○万mg配合!」と書けるわけです。
原液換算量だけ表示されて何倍濃縮かが書かれていない場合は、水をたくさん混ぜて数値を大きく見せているだけかもしれないので、注意してください。

1袋にどのくらいの原末が入っているのか


原末量を割り出せましたでしょうか。

プラセンタの1日摂取推奨量はメーカーによって100mgという場合もあれば、800mgを勧める場合もあります。
今のところどの量が一番適切なのかは明確なデータがないので、どれが正解とはいえません。
商品として一番多く出回っているのは1日200mg前後の推奨量ですが、私は360mg推奨のプラセンタサプリメントを飲んでいました。

なにしろメーカーによって推奨量が違うので、「1ヵ月分でいくら」と書いてあっても、あまり意味がありません。

A社は1日200mg推奨、B社は1日400mg推奨だとします。(品質は同レベルだとして)

・A社の商品は1粒200mg配合、1袋30粒入り、3000円。
「1日1粒、1ヵ月分で3000円です」と販売してます。

・B社の商品は1粒400mg配合、1袋30粒入り、5000円。
「1日1粒、1ヵ月分で5000円です」と販売してます。

配合量をちゃんと把握していなければ、「1ヵ月分3000円のA社の方がコスパ良い♪」と思ってしまいますよね。


そこで、1mgいくらなのかを計算します。
A社は200mg×30粒で、1袋合計が6000mg。
B社は400mg×30粒で、1袋合計が12000mg。

6000mgを3000円で割ると、1mgあたり0.5円。
12000mgを5000円で割ると、1mgあたり0.41円。
B社の方が安くなります。

プラセンタ原末の1日摂取量の上限は定められていませんので、800~1000mgくらいまでなら、多ければ多い方が良いと思います。
それを踏まえると、金額以外の条件が全く同じだとしたら、B社の方がコスパが良いということになります。

1粒あたりの量を確認する際の注意点


(上の項目で)B社の1日摂取推奨量が400mgだとしても、必ずしも1粒に400mg入っているとは限りません。
「1日に400mgも摂れる!」と書いてあったとしても、それは「2粒で400mg」かもしれません。
もしそうだとすれば、1粒は200mgということになり、上の例でいえばA社に軍配が上がります。

こういう表記、意外と多いんですよね・・・

1日摂取推奨量と1粒に配合されているプラセンタ成分の量は必ずしもイコールではありませんので、ご注意ください。


また、コラーゲンやヒアルロン酸その他の美容成分も混ざっているマルチサプリメントの場合は、美容成分の合計を「400mg」と表記している場合もあります。
他の成分もそれはそれでありがたいのですが、プラセンタの量をしっかり知りたい場合は、「プラセンタ原末○mg」と表記されていない限り難しいです。





この記事のまとめとポイント

・プラセンタ原末の量を把握する
・1粒に何mg配合されているのか把握する
・1mgあたりいくらになるのか計算する