日焼け止め化粧品には色々な種類がありますが、一年中同じ日焼け止めを使うのではなく、季節やシーンによって使い分けるのが望ましいです。
今回はクリーム、ジェル、スプレーその他の種類別にそれぞれの特徴と、メリット・デメリットを挙げてみました。
日焼け止め化粧品選びの参考にしていただけたらと思います。
目次
日焼け止めの種類
まず最初に、日焼け止め化粧品の基本的な種類についてです。
・タイプ
- ジェル
- クリーム
- ミルク
- ローション
- スプレー
- パウダー
・日焼け止めの成分
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
※紫外線吸収剤と紫外線散乱剤について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください↓
・紫外線防御力
- SPF(SPFの後ろに付く数値、例:SPF50など)
- PA(PAの後ろに付く+の数、例:PA++++など)
※SPFとPAについて詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください↓
今回は「日焼け止め化粧品のタイプ」について主に触れていきます。
各タイプの特徴、メリットとデメリット
各タイプ別のデメリットも挙げていますが、そのデメリットが改善されている商品もあります。
一般的なメリット・デメリットということであり、必ずしも全商品がそうだというわけではありません。
・ジェルタイプ
使い心地だけでいえば一番!
サラッと伸びが良くべたつきが少ないので、皮脂の多い男性も気持ち良く使えます。
透明なタイプが多く、白浮きしにくいのも特徴のひとつ。
他のタイプに比べると刺激の強い商品も多いので、敏感肌の方はご注意ください。
・クリームタイプ
他のタイプに比べると保湿力が高く、水で落ちにくいのが特長です。
商品の種類が多いので、選択肢も増えます。
油分が多くしっかり肌に密着するので化粧下地として使われることも多いのですが、ニキビがある時にはご注意ください。
伸びが悪かったり白浮きするという欠点もあります。
・ミルク(乳液)タイプ
保湿力があって比較的お肌に優しく、伸びが良いので塗りやすいのが特長です。
乾燥肌だけどべたつくのは嫌・・・、という人にぴったり。
クリームやジェルに比べると、落ちやすいのが難点です。
真夏のアウトドアに使うには少々物足りないので、パウダーなどとの併用をお勧めします。
・ローションタイプ
化粧水のようにサラッと使えるので、付け心地が良いです。
また、お肌に優しく敏感肌でも使いやすいというのが特長です。
紫外線防御効果は低い方で汗にも流れやすいため、真夏のアウトドアにはあまり向きません。
真夏以外や普段使いが良いでしょう。
・スプレータイプ
背中など手で塗りにくい場所にも使えますし、頭皮にも使えるのはスプレータイプならでは。
顔の塗り直しが必要な時は、メイクをしているとけっこう面倒・・・
そんな時でも、上からシューッとスプレーするだけですから簡単です。
ただし顔にスプレーする場合は注意が必要ですので、より手軽にスプレーしたい場合はミストタイプがお勧め。
スプレータイプは塗りむらができやすいこと、周囲への飛び散りに注意しなくてはならないことが欠点です。
・パウダータイプ
比較的刺激が弱い方なので、敏感肌でも使いやすい日焼け止めです。
日焼け止めを塗るのが面倒くさい!という方でも、普段のファンデーションを日焼け止めパウダーに変えるだけでいいので、採り入れるのが簡単だと思います。
パウダータイプは落ちやすいので、こまめに塗り直しをする必要があります。
塗るタイプの日焼け止めを使ってメイクもしている場合、塗り直しの時はパウダータイプを使うと簡単ですね。
まとめ
関東では梅雨があけた途端に強い日差しの毎日が続いていますが、現在私は、SPF50+PA++++のジェル、クリーム、パウダーファンデーション、BBクリーム、SPF30PA+++の化粧下地などを、その日の予定や天気によって使い分けています。
お肌の強い方は何をどんな風に使っていても大丈夫なのでしょうが、私の場合は多少の敏感肌でもあるため、できれば必要最低限で使っていきたいので。
みなさまもご自分のお肌に合わせて、色々な組み合わせを工夫してみてください。
今回はジェル、クリームなどのタイプ別にお話をしましたが、他にも「紫外線吸収剤か紫外線散乱剤か」「SPFとPAの数値はどのくらいにするか」という選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、肌質や使用目的も分からないまま一概に「これを使ってれば間違いない」と言えるものではありません。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
紫外線吸収剤にするか、紫外線散乱剤にするか?
付け心地優先なら紫外線吸収剤、肌への負担優先なら紫外線散乱剤↓
SPFとPAはどの程度のものが良いのか?
日差しの強い時はPAの「+」の数が多い商品、日差しが強くなくても長く外にいれば肌に赤みが出そうな時はSPFの数値が高い商品↓